堀木正雄
2020年12月13日
仲間が欲しかった
最近は見かけませんが、この写真が有名でした。
私は長年……時折、眺めています。そして、心眼妄想を。
彼等はリア充です。集っている。繋がっている。通じ合っている。
しばしば、夢想します。この写真の中に自分がいることを。仮初の刹那の妄想の中、この集団の中に自分が溶け込んでいる様を想像するのです。
この私はこの面子に加わっても何も遜色はない……と思う。
彼等は何を耽溺して、心を通わせた同志だというのでしょうか……?
それがわからず、想像もつかない寡聞で短慮なる私。
……こんな自分は一体、いかなるコロニーに、コミュニティへ、属せるというのでしょう? きっと、そんなものはありません。
心に好きなものがない。選ぶものがない。何もない。
心に嫌いなものはいくつでも挙げることができる。
しかし、好きなものは何一つとして浮かない。それはすなわち、力となるもの。味方となるもの。何もありはしない。ない。
そして、本当に大切なことほど、誰かを分かち合いたいなどとは思わないのです。ひっそりと自分だけで密かに大切にしている気がします。……しかし、それがなんなのか自分でもわかりません。『鬼滅の刃』? それも誰かと話そうなどとは思わない。
改めて……この写真の詳細は不明です。
オフ会を記念した集合写真だとか。
場所は埼玉のどこかの駅前だとか。
彼等は何者か?ーーどういった同志が集ったのでしょうか?
彼等はどうやら、HNを名乗っているようです。私にHNなどない。ネットで活躍していない。ネットで関わる人もまた、いない。ニコニコ動画のコメントに参加していましたが、今や疎遠になっていきました。それは必然であり、別れとさえ思っていない。その場限りの暇つぶしの相手に過ぎませんでした。
私に友達はいない。仲間もいない。今年、愛猫は死んだ。恋人は去った。
コロナがなければ、私は週末には夜のClubに繰り出していたでしょう。うぇーいでしょう。
そこにはパリピ仲間がいました。
しかし、それは太宰治の『人間失格』に登場する葉蔵の悪友の堀木正雄の如き危険な人間達です。男も女も。
ア◎ウェイだの、創◎学会だの、ねずみ講や宗教の勧誘を吹っかけてくる連中が潜在した。そんな界隈で友人なんぞ見つかるわけがない。恋人が見つかるわけがない。仮初です。ワンナイトラブです。朝が来たらさよならです。
私も陥穽にはめられたこともあった。
私も肉体だけ頂戴してあっさり捨てられた別れたことも。
しかし、やった、やられたが、お互いさまの夜の世界。恨んだりしない。恨まれる覚えもない。利害が一致するから遊んでぃるだけのこと。
DJの元カノもそうした界隈で知り合ったのだった……彼女の過去も嘆かわしい男性遍歴でした。屑みたいな男ばかりだった。所詮、それに有含するのもこの私。見下げた男です。日陰の世界……暗闇の世界に正しい恋愛も人間関係も築けはしないのです。
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私は長年……時折、眺めています。そして、心眼妄想を。
彼等はリア充です。集っている。繋がっている。通じ合っている。
しばしば、夢想します。この写真の中に自分がいることを。仮初の刹那の妄想の中、この集団の中に自分が溶け込んでいる様を想像するのです。
この私はこの面子に加わっても何も遜色はない……と思う。
彼等は何を耽溺して、心を通わせた同志だというのでしょうか……?
それがわからず、想像もつかない寡聞で短慮なる私。
……こんな自分は一体、いかなるコロニーに、コミュニティへ、属せるというのでしょう? きっと、そんなものはありません。
心に好きなものがない。選ぶものがない。何もない。
心に嫌いなものはいくつでも挙げることができる。
しかし、好きなものは何一つとして浮かない。それはすなわち、力となるもの。味方となるもの。何もありはしない。ない。
そして、本当に大切なことほど、誰かを分かち合いたいなどとは思わないのです。ひっそりと自分だけで密かに大切にしている気がします。……しかし、それがなんなのか自分でもわかりません。『鬼滅の刃』? それも誰かと話そうなどとは思わない。
改めて……この写真の詳細は不明です。
オフ会を記念した集合写真だとか。
場所は埼玉のどこかの駅前だとか。
彼等は何者か?ーーどういった同志が集ったのでしょうか?
彼等はどうやら、HNを名乗っているようです。私にHNなどない。ネットで活躍していない。ネットで関わる人もまた、いない。ニコニコ動画のコメントに参加していましたが、今や疎遠になっていきました。それは必然であり、別れとさえ思っていない。その場限りの暇つぶしの相手に過ぎませんでした。
私に友達はいない。仲間もいない。今年、愛猫は死んだ。恋人は去った。
コロナがなければ、私は週末には夜のClubに繰り出していたでしょう。うぇーいでしょう。
そこにはパリピ仲間がいました。
しかし、それは太宰治の『人間失格』に登場する葉蔵の悪友の堀木正雄の如き危険な人間達です。男も女も。
ア◎ウェイだの、創◎学会だの、ねずみ講や宗教の勧誘を吹っかけてくる連中が潜在した。そんな界隈で友人なんぞ見つかるわけがない。恋人が見つかるわけがない。仮初です。ワンナイトラブです。朝が来たらさよならです。
私も陥穽にはめられたこともあった。
私も肉体だけ頂戴してあっさり
しかし、やった、やられたが、お互いさまの夜の世界。恨んだりしない。恨まれる覚えもない。利害が一致するから遊んでぃるだけのこと。
DJの元カノもそうした界隈で知り合ったのだった……彼女の過去も嘆かわしい男性遍歴でした。屑みたいな男ばかりだった。所詮、それに有含するのもこの私。見下げた男です。日陰の世界……暗闇の世界に正しい恋愛も人間関係も築けはしないのです。
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ikeniee at 16:59|Permalink│Comments(2)